PBとは、Polymer Basedの略。モルタル、仕上げ材を薄くして、
接着性、耐剥離性、耐クラック性、防水性を向上させているのは最新のポリマー(高分子)技術です。
断熱材の標準は、EPS(Expanded PolyStyrene foam ビーズ法ポリスチレンフォーム)。
特徴
- 1 仕上材
- ウッドブリース フィニッシュコート(意匠性左官仕上材)
- 2 重量
- 約9kg/㎡(断熱材厚100mmの場合)
- 3 断熱材の種類、性能
- ビーズ法ポリスチレンフォーム(EPS)厚20mm以上100mm以下を推奨)
- 4 耐久性
- シール材・外装材の補修をすることにより、半永久的な耐久性があります。スタンダードタイプの仕上材は約15-20年の耐久性を持ちます。 ハイブリッドシリコーンタイプの仕上材は、それ以上の耐久性があります。躯体が直接外気温の影響や雨風にさらされないので建物の耐久性が著しく向上します。
- 5 防水性能
- RC躯体表面は施工前に調整、異物との取合いは2次シーリング。外断熱と異物の取合いは、1次シーリング。雨水は外部へと排出される。
- 6 耐震性
- 後張り工法なのでジャンカーやコールドジョイントなどの補修が可能。躯体への負担は殆どなし。
- 7 防火性能
- 国土交通省の通達により同工法の使用は認められている。実物大の高層階引火試験(UBC Standard 25-4)に合格。
- 8 防露・通気
- 外断熱システム全体から水蒸気を透湿し、通気層を必要としない。
- 9 デザイン性
- R加工や出入隅加工等が容易に出来る。
- 10 耐クラック性
- 断熱材が躯体の歪みを吸収するので、万が一の躯体のクラックに対しても 高い耐クラック性を有する。グラスファイバーメッシュには強い引張強度がある。
- 11 施工性
- 外壁は約9kg/㎡と軽量なので施工性は良い。
- 12 改装・リフォーム性
- 躯体や既存の外装材に負荷をかける事が少なく、また居住したまま施工可能。
- 13 コスト
- 他の外断熱工法と比べて廉価。