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ウッドブリース外断熱の優れた耐久性
防火基準の厳しい日本において透湿性外断熱工法を可能にしました。
火に強いEPS断熱素材、耐久性にも優れています。
EFRは、従来の発泡スチロールが抱えていた
「燃えやすい」「柔らかい」という難点を克服した断熱材です。
炎に触れても燃えにくく、形状が崩れにくい。
しかも有毒ガスを発生しない難燃素材です。
限界酸素濃度は発泡スチロールの約2倍です。
燃えにくい
可燃性EPSの難燃性を改善させる原理
試験方法 アルコールランプ燃焼試験(社内試験) 断熱材表面に照射させる温度:約630℃ アルコールランプからの距離:約55mm 試験時間:約10分間 試験片数:各2 |
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ビーズ法ポリスチレンフォーム3号(EPS3号)は、自己消火性ではあるが
アルコールランプの炎に触れて溶融した樹脂に着火した。
薬品を使わず、防蟻効果が高い
ホウ酸でビーズをコーティングしている為、 |
南極で真価を発揮したEPS 断熱材
南極で40年間経過してもほとんど劣化していなかった。
南極昭和基地の無線棟に使用されたEPS断熱材 (出典:建築雑誌/Vol.112,No.1411/1997年9月号) |
竹中工務店HPより |
経 緯
1957年、日本建築学会・南極建築委員会が設計、(株)竹中工務店が実施設計、制作した第1次南極観察隊用建物が1997年、40年ぶりに昭和基地から帰ってきた。 この建物の中には、我が国初の木製パネル構造プレハブ建築(平面:4.8m×8.4m=40.3㎡)が含まれている。 標準パネルは長さ240cm×幅121cm×厚さ10cm、尾州檜の枠材及び芯材で構成されたフレームの両面に欅(けやき)合板(6プライ、厚さ:6mm)を張り、中空部にEPS断熱材を挟んだ軽量・高断熱パネルである。 この構成材料、部材の性能チェックが竹中技術研究所と日大理工学部で調査された。
EPS断熱材の熱伝導率変化
熱伝導率測定は、JIS A 1412(保温材の熱伝導率測定法)に準じて行われ、創建当時からの熱伝導率の変化はほとんど見られなかった。 セルの状態も観察したが、異常はなかった。
まとめ南極で40年間経過したこの建屋のEPS断熱材は、非常に厳しい気象環境にもかかわらず、断熱性が建設当初の性能に比べてほとんど劣化していないことが分かった。 |
40年経過EIFS(ウッドブリース クラスPB工法に準ず)
米国サンディエゴにおけるサンプリング データ
20年経過サンプル外観 |
断熱材(EPS)接合部(拡大写真) |
他社・発泡プラスチック系断熱材の断熱性能の経時変化
EFRは空気の断熱性を利用した断熱材です。
発泡ガスの断熱性能に頼る断熱材の性能は、 |
注)上記のデーターは、ISO/DIS11561-1(断熱ー断熱材のエージング)
第1部独立気泡構造プラスチックの長期熱抵抗変化の測定(実験室促進試験法)
に示された考え方と数式を元に作成。